酸性サルファイトでトリートメント 処理剤 マレイン酸 配合




還元力の弱い 酸性サルファイトでトリートメント

場所は 東京都 港区 芝浦 シーバンス ア・モール 3F

先日 行われた 2018 J.B.Cアカデミー東京発表会 「勇躍・ゆうやく」
平成 最後の リニューアル 大作戦!
「大門一夫」生誕100年 エルコス(LBケミカル)創業 40周年 とあって 節目の年だったようです。

内容は というと 自社ブランド・ケミカル剤 を使用した 施術 と 商品説明 。

施術に 関しての 進行 はというと?  BBK なりに ザックリと 説明すると

  • 酸性サルファイト を使用した トリートメント
  • 最新 Mr.ハビット 「ブロー技法による縮毛矯正」
  • セラップ パーマ 「ウェーブしっかり」
  • セラップ カラー 「色持ち抜群!艶カラー」 といった内容で 約4時間半 の 発表会 でした。

 特に注目したのは 酸性サルファイト を使用した トリートメント 「 酸性サルファイトでトリートメント 」

まずは 酸性サルファイトですが

重亜硫酸ナトリウム とも呼ぶ

亜硫酸水素ナトリウム(ありゅうさんすいそナトリウム、sodium hydrogen sulfite または sodium bisulfite)とは、化学式が NaHSO3 と表される無機化合物である。亜硫酸水素イオンとナトリウムイオンからなる塩で、別名を重亜硫酸ナトリウム、あるいは酸性亜硫酸ナトリウムとも呼ぶ。食品添加物(保存料として)、化学における還元剤などとして用いられる。

NaHSO3は固体としては室温で不安定であり水溶液として存在し、亜硫酸水素塩は固体としては亜硫酸水素ルビジウムRbHSO3、亜硫酸水素セシウムCsHSO3、およびテトラアルキルアンモニウム塩NR4HSO3のみ室温で安定であり、試薬として市販され用いられている結晶粉末はNaHSO3ではなく、二亜硫酸ナトリウムNa2S2O5を主成分とするものである。

ウィキペディア より

簡単に まとめると 還元力 がある 薬剤 な訳です。
その薬剤を使用し サロンメニュー化 として「お客様に満足していただけるように!」という感じですね。

使用するアイテム

  • マルチアクティブクリーム 「 重亜硫酸ナトリウム・(酸性サルファイト) 」
  • クリアコート 「キューティクルに吸着&補修」

以上 2点が 酸性サルファイト を使用した トリートメント の主力 といった 商品 ですが 他の 処理剤 も使用した方が 効果的 だそうです。

それと ….  エルコス商品の 処理剤ですが 「平成最後のリニューアル大作戦!」と謳われてます。それに伴い 今話題の 海外原料 を使用した 「マレイン酸」 が 配合 された 説明 でした。

マレイン酸って何?

マレイン酸(マレインさん、Maleic acid)は、鎖状不飽和ジカルボン酸のひとつである。

構造式 HOOC–CH=CH–COOH、示性式 C2H2(COOH)2で表される二価カルボン酸のうち、シス体を指す。IUPAC名はcis-butenedioic acid (cis-ブテン二酸)。(なお、同じ示性式で表される二価のカルボン酸のトランス体の慣用名はフマル酸と言う。)

マレイン酸ポリマー

  • 長所
  1. 熱による損傷から毛髪を保護
  2. システイン酸の生成を制御
  3. キューティクルのリフトアップを制御
  4. 毛髪強度の低下を防止

中でも注目は システイン酸の生成を制御 するという部分ですね。

  • 短所
  1. 剤を入れ過ぎると効果が薄れる
  2. コストが高い

以上の内容ですが ここで 一言 付け加えておくと
マレイン酸 について 各メーカから 商品開発 されてますが「小題名」のとおり ポリマーと言う「字」が付きますから 純粋な マレイン酸ではありませんね。 いろんな化合物が加えられますから スタイリングの際、各社メーカーの 特徴 が 表れるようです。

例えば
髪が「シャキッとして」元気になったみたい….または
しっとりとして ツルツルになった感じ….    といった具合に メーカーの 特徴は味付けられてるでしょうね。

ま,    その辺は いろいろ試してみないと 分からない部分です。

酸性サルファイトでトリートメント 施術方法

トリートメントにはいろいろなニーズがあると思いますが、

  • パット浮かぶのがダメージ毛への栄養補給。
    良く耳にしますが「パサツイて まとまらない….」
  • または、髪のうねりを気にされてどうにか収まって欲しいという2つのパターンからして

今回の提案は後文の 「髪のうねりを収める」 施術だったようです。

  1. 毛髪診断→ドライ時の損傷度、ウエット時の毛髪強度 などチェック
  2. 前処理→低分子のケラチンを使用。ここでハイダメージの場合スピエールクリームなどと….推奨されてました。この意図は毛髪の深層部に入り込ませるのも ひとつの方法かなと….?
    BBKなりの解釈ですが、処理剤を使用した場合 還元剤によって 毛髪内部に依存される報告は 化学メーカー の方から何度もレポートを聞かされてますので ホントのようですね。
  3. マルチアクティブクリーム & クリアコート 使用 (対比率あり)
  4. プレーンリンス後、トリートメントでOKな様です。 しかし…. 還元剤使用後 ここで2剤を使うか 使わないかは BBKとしては未検証です。 ただ 還元剤が入っているので使用した方が良いかと思いますが….ひとまずこの辺で。
  5. CMC等でコーミング・ ざっくりとアイロン処理。

以上の内容でした。

スピエールクリーム

スピエールクリーム

2016年3月12日

酸性サルファイトを使用した フィールクリーム (PH 7.0)

フィールクリーム

フィールクリーム

2014年11月1日

まとめると

2014年にこのステージに立させていただいて4年が経ちます。
その時の内容が「サルファイト縮毛矯正」でした。

J.B.C アカデミー東京発表会 温故知新 サルファイト 縮毛矯正

2014年9月19日

あれから 4年が経ち 今回の発表会に 新たなる使用方法などを 提案してくれた エルコスさんには 感謝ですね~。 また サルファイト剤は 昔古来から有る 還元剤ですが その利用範囲については 幅が広いと感じさせられます。
だだ….上手く 使いこなせない方が大半かな~とも思います。 しかし今回、エルコスの発表会で この様に サルファイト剤を使用した 施術内容を発表して下さった事に 刺激させられました。

美容の世界は 移り変わりの早い世界なので 今後どう変わるか分かりませんが 新薬剤が出てきても 利点もあれば 欠点もあります。
その剤に飛び付き スピードに乗るのも結構です。 が….しかし 飛び付き過ぎた為 挙句の果てには…. 結果   1つのモノに対しても 何もまとまらない….。気が付くと 美容室の棚は 薬剤だらけ….。そんな始末が….。 (一通りBBKも経験してますので….笑)

結局 「何が必要で 何が不必要か?」
捨てられる部分は 捨て切る といった具合に
自分自身の 見極めが 重要 になってくるのではないでしょうか?

考えてみても …. 人類は 進化する とされますが 時を超えて 一瞬に 変化するとは 言えませんよね~
髪の毛は どうでしょうか?
僕も この業界に入って 38年ですが お客様の 髪質が 劇的に 変わってきたとは 思えません。
少なからず 僕自身が 生きてる間は このままな 気がします。

大切な事は 1つの事に拘り ブログを見て下さった方へ 参考になればと思い 書き綴ってます。
まぁ~ 大した記事 ではないのですが….

話は反れがちなので この辺で

でわ ….  また 。

サルファイト フィール の ご説明です。

2014年11月7日
サルファイト縮毛矯正剤 フィール誕生!

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2014年10月31日
サルファイト縮毛矯正 36 「中性領域 サルファイト剤をいかに有効的に活用するか?」

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2014年3月21日

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