ほつれ髪の女
「ちょっと うつ向いた 女性の仕草と ヘアーのバランス」
万能の天才と呼ばれた画家レオナルド・ダ・ヴィンチ。
傑作『ほつれ髪の女』 縦24.7cm、横21cm
言わずと知れたルネサンスの巨匠。
描かれているのは、わずかに首を傾け
佇む伏し目がちの女性。
その慈しみに満ちたまなざしは、
細部の陰影にいたるまで完璧に描かれている。
鉛白と数種類の顔料だけで描き出されたきめ細やかな肌。
立体感ある柔らかな唇。
まさに神業のような筆さばき。
それに対し、髪は軽い筆使いで即興的に描かれ、
顔に比べてあまりにも無造作。
そう、
この絵は未完成だった。
さらに、この絵には大きな特徴がある。
それは女性の目線。
『モナ・リザ』を始めとする彼が描いた
他の女性像は目線をこちらに向けているのに対し、
この絵の中の女性は目線を伏せている。
なぜ画家は目線を伏せて描いたのだろうか?
それは 謎?
人間のさまざまな美のうち、
道行く人をも引きとめるのは、
沢山の装飾品ではなく、
美しい容貌だということを
君は知らないのであろうか?
ちょっと うつ向いた
女性の仕草と
ヘアーのバランス。
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