パーマ施術の盲点 「酸化作用」 ご存知でしたか？
パーマ施術の盲点 「酸化作用」 ご存知でしたか？
仮店舗営業中！２１３日目
普段 、 パーマを 施術する際 、
２剤が 完全に 作用しないで パーマが 終了している 場合が多い
ということに 関して 注目 してみたいと 思います 。
パーマは １剤だけで 放っておいても かかってしまうものです 。
しかし 、 このような パーマは 酸化が 不充分で
ウエーブの 持ちが 悪かったり 、
シスチンが 元どおりに 復元 するのではなく 、
さまざまな 副反応で 違った 結合状態 になったりして しまいます 。
最終的に パーマの 固定は
２剤で しっかりと 酸化させるということが 大切ですが 、
ロットに 巻かれた 毛束に
２剤を スポイトで 塗布吸収させるという 技法は 、
思ったほど ２剤の 浸透が よくないのです 。
特に ロットに 対して巻いた 髪の量が 多い場合や 、
タイトに ワインディングされている 場合などは 、
２剤を たくさんつけても 地肌や タオルに落ちるだけで 、
ロットに 巻かれた 毛先の方へ
どんどん 浸透していく わけではないのです 。
パーマ 終了後 プレーンリンスした 時に 、
パーマが かかっていなければ 、
２剤の 効果が 不充分だったと 気がつくでしょうが 、
２剤が もし 、 不充分 であっても
オーバータイム 現象で パーマが かかってしまう わけですから 、
誰もが 、 ２剤は効いていると 思ってしまいがちです 。
２液 タイム のつもりが 、
２剤 がついていない 部分があったと すればそれは
１液 タイムを 延長しているに 過ぎません 。
また 、 クリープパーマ においても
１剤 を 中間水洗後 スチーミング されますが 、
しっかりとした 還元剤 では無く 熱変性 という
第２ の 要因が 関わっており
さらに ダメージ が 進行していると思われます。
以上 のことは 、 十分チェック しておきたいものです。
ロットに 巻かれた 毛先まで ２剤 が充分に反応したか ？
というチェックは 、 目でみても 分からないものです 。
そこで、
ステンピンに 付着した 鉄分を 毛髪に クリップして 実験します。
１剤 と 鉄分 が反応し 赤紫色に変色 します 。
１剤 の 還元剤の持っている 水素 を ２剤が 全部酸化すれば 、
ペーパー色は 白くなりますが 、 少しでも 還元剤が 残留していると 、
赤紫色のまま です。 （酸化不足） ということは
サロンワーク での 忙しさのあまり
アシスタント の 付け忘れ ミス （十分注意して下さい）
また 、 特殊パーマの細かい 作業
スパイラル巻きや メンズ ・ ツイストヘア など
ついつい 付け忘れ 部分が多いということです 。
対応策として ロッド オフ してからでもよい のですが、
もう一度 ２剤 を 塗布すべき です。
できれば ロットに 巻かれている状態で ２剤 の 酸化 が 完璧に行なわれたほうが 良いに 決まってますね。
通常 ２剤は ２度づけする システムが スタンダード な やり方と 思いますが 、
２剤 を 付ける時に 還元部分には 毛先 まで 充分に 塗布吸収 させるような つけ方が 重要 ということです 。
２剤の 塗布の 上手下手で 、
そのパーマの 品質 はまるで 違ってしまいますからね 。
パーマ 施術 の 際には 気をつけたいものです 。
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Noboru Kobayashi
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